阪急ブレーブス通信

〜阪急ファンで行こう!EVOLUTION〜

阪急ファンなら押さえておきたい「ウイリアムス」と「ウイリアムズ」はこんなに違う

 
週刊ベースボールの今号の特集は「歴代1256人外国人全選手写真名鑑 1936-2019」。非常に資料性の高い一冊です。
 

何しろ日本にやってきた「助っ人外国人」をすべて名鑑にしてしまっているのです。思い出をたどり懐かしむもよし、間違いなどを見つけてツッこむのも良し。蒸し暑いこの時期にじっくり楽しめる内容です。
 

 
名鑑は投手・野手それぞれがアイウエオ順で紹介されており、一覧性も高いです。そのため、阪急ブレーブスに関連したネタとしては、懸案の「ウイリアムス・ウイリアムズ問題」(笑)を整理するのに格好の一冊です。
 

 
阪急には「ウイリアムス」と「ウイリアムズ」という二人の外国人選手が在籍していました。
 

 
75年に来日した「ウイリアムス」(バーニィ・ウイリアムス。背番号1)は、上田監督が直々に獲得した助っ人です。強肩・強打・瞬足と三拍子揃った好選手で、以後6年間、阪急ブレーブス黄金期を支えます。
 
 
↓上田監督時代の阪急についてはこちら

 
特にウイリアムスの守備は素晴らしく、阪急はウイリアムス・福本・簑田と鉄壁の外野陣を形成し、他球団の驚異となりました。
 

 
一方のウイリアムズ。88年(阪急ブレーブス最後の年)に「高打率が期待できるシュアな打撃が持ち味」との触れ込みで入団。前年に3Aで首位打者となったことや、ブーマーの「必ず活躍する」との太鼓判もあり前評判は非常に高い選手でした。
 

 
ところが蓋を開けてみれば期待の打撃はさっぱり。粗さが目立つプレーで打率も本塁打も伸びず(打率.242 本塁打10)、たった一年で退団となります。
 

 
あまりにも活躍に差がある二人の外国人選手ですが、その名前から阪急ブレーブスのファンであってもつい混同しがちです。(しかしながら管理人は、活躍できなかった88年のウイリアムズも結構好きなのですが)
 

 
そういった意味では、この名鑑の一覧を見て二人の違いをしっかりと確認できる、良い機会(?)かと思います。
 
 


(↓購入はこちらから)

週刊ベースボール 2019年 7/29 号 特集:勝利へ導く助っ人たち 2019外国人特集 【完全保存版】歴代1256人 外国人全選手写真名鑑1936-2019