阪急ブレーブス通信

〜阪急ファンで行こう!EVOLUTION〜

阪急ブレーブス最後の開幕勝利は「山田VS三冠王落合」の名勝負

4/1新しい元号が決まりました。阪急ブレーブスが平成という時代を経験していないのが不思議な感覚にもなりますが、昭和最後の開幕勝利、それは阪急最後の開幕勝利と言い換えることができます。

 
そして、我々阪急ファンにとって開幕戦とは「エース山田が投げて試合に勝つ日」でもあります。新元号が発表されたこの機会に一緒に振り返ってまいりましょう。

   
その最後の日は1986年(昭和61年)4月6日、舞台は川﨑球場。

 
3年ぶりのパ・セ同時開幕も川崎球場は2日連続雨天中止。それでも先発はエース山田。この日の先発で12年連続開幕投手という世界記録に並ぶ。

 
相手の村田兆治投手と開幕で対戦するのは1980年以来2度目。
ちなみにこの日のスタメンは・・・

 
左 福本 
遊 弓岡 
右 簑田 
一 ブーマー
三 松永 
中 熊野 
指 石嶺 
捕 藤田 
二 岩本 
投 山田

 
特徴としては、1985年後半から打ち出した石嶺が7番スタメン。なお、この年は前年以上に打ちまくり3割30本をマークし翌年からは4番に定着。

 
セカンドはレギュラー戦国時代の中で岩本が務めるが、5月からは福良が定着する。前年新人王の熊野が6番に座るラインナップも頼もしい。

 
試合は初回、簑田とブーマーの連打で先制。8回は簑田・ブーマー・松永・熊野の連打で加点するなど6得点。一方の山田はカーブとスライダーを高めに、シンカーを低めに使い分け相手打線を翻弄。

 
4番落合も第1打席は遊ゴロ、第2打席は併殺に打ち取る。しかし迎えた第3打席は二塁打を打たれ、さらに第4打席はシンカーをライトスタンドに運ばれた。

 
手に汗握るライバル対決に、観衆はもちろんテレビの前のファンを釘付けにした。終わってみれば6-2で阪急が完勝。これが阪急最後の開幕戦勝利となった。

 
また、山田は開幕戦8勝目となった。
 
 
この試合、覚えている阪急ファンの方もたくさんいらっしゃると思います。この試合の動画を、以前一度紹介しましたが、再度リンクを貼っておきます。

 
平成最後の月、山田対落合の名勝負に固唾を飲みながら、昭和最後の開幕勝利の余韻に浸るのも悪くはないと思います。(K,G)
 

https://www.youtube.com/watch?v=T_47m7__HiY